2016/09/27「IoT日米で国際基準」
あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」の共同研究をしている「IoT推進コンソーシアム」がアメリカの2つの共同研究機関と国際標準の策定で協力することで合意する見通しだという。
日本には、電気自動車の規格争いで日本の規格で統一できなかったという苦い思い出がある。一方的に推し進めても負けてしまえば多大なダメージが残るので、それならば最初の策定から一緒に絡んでいけばダメージを負わなくて済むだろうとの見方だ。
サイバー攻撃を防御する安全基準でも共同で国際基準をつくっていくとのことだ。
IoTが実用化してくるとますますサイバー攻撃の脅威が高まるので、ネットワーク監視を標準化して未然に防ぐことをあたりまえにしてもらいたいですね。
2016/09/16「サイバー被害声あげて」
ネットバンキングの不正送金や、パソコンのデータを人質に身代金を要求するランサムウェア、詐欺メールによる不正請求など、これらも立派なサイバー犯罪である。
昨年2015年に警察が検挙したのは8000件強だが、実際は警察に届け出ない人が多いとのこと。
被害額が小さいこともあるが、届け出なければ犯罪者の思う壺で、新たな被害者を産むことになるので、一人ひとりが声を挙げなければ、サイバー空間の治安は少しも良くならない。
確かにそうだ。サイバー犯罪と言えば、ハッカーによる高度な技術で不正アクセスしてデータを盗むイメージがあるが、これらの人の心理を悪用した手口もサイバー犯罪なのだと、改めて認識した。
メールの内容は平文でパケットに乗っているので、UTMのアンチウイルスやアンチスパムの機能で防ぐことが出来そうですね。
ネットワーク監視と運用も企業には大事ですね。
2016/09/17「災害時救護 AI活用」
AIの高度な情報処理能力で、大規模な災害が発生した際に、けが人の搬送経路や優先度を発信し減災すべく、政府が医療情報通信システムの開発に乗り出す。3~5年で実用化を目指す。
災害時にはパニック状態になるので、政府も情報をしきれないという教訓が、東日本大震災によって得られた。
原発事故でも初動対応が遅れたために、被害が大きくなった。当時の政府が不幸にも民主党だったこともあるが、誰が大臣でも判断できるものではなかったと思う。
それをパニックになることのないAIが行えれば安心だ。ただ、大規模な災害時には電源が失うこともあるので、あらかじめ人工衛星自体にシステムを搭載しておくなどの工夫は必要だと思う。
また、このシステムを攻撃して悪用されないように、ネットワークのセキュリティも万全にお願いしたいところだ。
2016/8/18「サイバー防御 自動化時代へ」
ネットワーク監視の会社に、42歳のオールドルーキーとして入社して1ヶ月ちょっとが過ぎました。
そんな中、新聞で気になる記事を見つけました。
タイトルは「サイバー防御 自動化時代へ」※読売新聞より
今の会社は、人が24時間365日、お客様の会社のネットワーク機器を監視しています。
2~3人のチームが4チームあり、
4日昼勤→4日休み→4日昼勤→4日休み→4日夜勤→4日休み→4日夜勤→4日休み・・・
と、こういうシフトで12.5時間勤務(休憩時間も含め)になります。
私は、シフトには入らず日勤なので、この大変さはわかりませんが、かなり過酷です。
夜勤の過酷さもあるとは思いますが、何が一番過酷かというと、全く達成感のない、一連のオペレーションが永遠に続くということです。
ある程度自社開発ソフトで設定したとおりに監視処理を行って、しきい値を超えたものはお客様に電話でお知らせするという作業になりますが、他にも、機器の設定を変更する作業や、原因を調査したり、お客様からの問い合わせに対応するため、いろんなことを調査してメールで報告する作業などがあります。
巨大ネット掲示板などには、「IT業界の、ど○た」などと揶揄されています。
そんな中この記事は、AI的能力をもつプログラムが、人間が行うのと同じ要領で、脆弱性を見つけ、それを修正し、さらに敵を攻撃してデータを奪うというものでした。
さすがに「データを奪う」のは、業務ではしないが、脆弱性をチェックして修正することは普通に人間が行っている作業ですので、この攻撃性の部分を除いた部分が実用化されれば、過酷な労働をしなくても済みます。
最近AIの記事をよく見かけます。ビッグデータをディープラーニングによってAIプログラムは自身で学習していき、勝手に判断します。料理をディープラーニングすると、人が思いもよらない組み合わせの食材を使った料理を提案してくれるそうです。
料理については非常に楽しみですが、ディープラーニングで勝手に判断して実行するというのは、プログラマの私にとっては鶏が先か卵が先か・・・みたいになって頭の思考がグルグル無限ループに入るような感覚になります。興味はあるので、少しずつ自分でも開発できればいいなと思っています。今後も注目の分野ですね。