securekingのブログ

IT、IoT、AI、ネットワーク、セキュリティに関する新聞記事を中心に、セキュア王なりの感想を書いていきます。

2016/09/28「AI開発 実益ある戦略を」

AIに関して一般の解釈が間違っているという記事が掲載されていた。東京の方の教授が書いた記事だ。新聞の1/4の紙面を使いながら、結局何が言いたいのか分からない記事だった。

AIは統計を活用していると言いながら、ディープラーニングにも触れているが、ディープラーニングの意味をこの教授先生はわかっていて書いているのだろうか。

ただの統計学だったら今のパソコンで普通にできている話だと思う。

人間の脳細胞の仕組みと同じ方式で記憶・理解していくのがディープラーニングだと私は解釈していますが・・・

自動翻訳はビッグデータから統計的に検索して・・・と書いているが、語訳ではなく、意訳ができるようになるのが、ディープラーニングの特徴なのに。

新しい創造は行われないと言うが、創造はいろんなもののマッシュアップしたものでしかない。人は何かゼロから創造できますか?IPS細胞でも、人の細胞からしか作れないのである。

感情も持たないと言っているが、感情ももたないと完全な人工知能としては成立しないのである。

マイクロソフト人工知能が、ランニングさせた直後に差別用語を連発して即停止になったという。ここに感情がなければ制御できない。

古い考え方でしか発想できないと、こういう解釈になるんだなぁと改めて自分も気を付けなければ・・・と思った記事でした。