securekingのブログ

IT、IoT、AI、ネットワーク、セキュリティに関する新聞記事を中心に、セキュア王なりの感想を書いていきます。

2016/8/18「サイバー防御 自動化時代へ」

ネットワーク監視の会社に、42歳のオールドルーキーとして入社して1ヶ月ちょっとが過ぎました。

そんな中、新聞で気になる記事を見つけました。

タイトルは「サイバー防御 自動化時代へ」※読売新聞より

今の会社は、人が24時間365日、お客様の会社のネットワーク機器を監視しています。

2~3人のチームが4チームあり、
4日昼勤→4日休み→4日昼勤→4日休み→4日夜勤→4日休み→4日夜勤→4日休み・・・
と、こういうシフトで12.5時間勤務(休憩時間も含め)になります。

私は、シフトには入らず日勤なので、この大変さはわかりませんが、かなり過酷です。

夜勤の過酷さもあるとは思いますが、何が一番過酷かというと、全く達成感のない、一連のオペレーションが永遠に続くということです。

ある程度自社開発ソフトで設定したとおりに監視処理を行って、しきい値を超えたものはお客様に電話でお知らせするという作業になりますが、他にも、機器の設定を変更する作業や、原因を調査したり、お客様からの問い合わせに対応するため、いろんなことを調査してメールで報告する作業などがあります。

巨大ネット掲示板などには、「IT業界の、ど○た」などと揶揄されています。

そんな中この記事は、AI的能力をもつプログラムが、人間が行うのと同じ要領で、脆弱性を見つけ、それを修正し、さらに敵を攻撃してデータを奪うというものでした。

さすがに「データを奪う」のは、業務ではしないが、脆弱性をチェックして修正することは普通に人間が行っている作業ですので、この攻撃性の部分を除いた部分が実用化されれば、過酷な労働をしなくても済みます。

最近AIの記事をよく見かけます。ビッグデータディープラーニングによってAIプログラムは自身で学習していき、勝手に判断します。料理をディープラーニングすると、人が思いもよらない組み合わせの食材を使った料理を提案してくれるそうです。

料理については非常に楽しみですが、ディープラーニングで勝手に判断して実行するというのは、プログラマの私にとっては鶏が先か卵が先か・・・みたいになって頭の思考がグルグル無限ループに入るような感覚になります。興味はあるので、少しずつ自分でも開発できればいいなと思っています。今後も注目の分野ですね。