securekingのブログ

IT、IoT、AI、ネットワーク、セキュリティに関する新聞記事を中心に、セキュア王なりの感想を書いていきます。

2016/11/08「AI医療 診療報酬対象に」

人工知能(AI)を使った医療行為を2020年度から診療報酬の対象とする検討に入った。

AIは人間が分析不能なビッグデータを扱い、ディープラーニングによって学習することができる。今の医師免許には更新制度がないので、新しい情報を取り入れない医師も多く、信用がおけないのが本音。知り合いの医師に聞くと、「どうせわからない」というスタンスで診療しているとのこと。

これにより医師がなくならないまでも、ほぼ医師がいらなくなり、スマホで診断ができてしまう世の中がくるかもしれません。

2016/10/25「スマホで指静脈認証」

スマホのカメラで手の指の静脈を識別し、個人を認証する技術を開発したと日立製作所が発表した。パスワード認証より情報漏えいを防ぎやすいという。早ければ来年度にも実用化し、ネット通販会社や銀行などに販売する。

手のひら側の指に浮き出ている静脈の色を、一般的に搭載されているスマホのカメラで検知し、事前に登録した画像と照合するという。

「事前に登録した画像」はスマホで登録するのかは不明なのですが、スマホで静脈を識別できるところが驚きです。虹彩認証とかにも応用できるのかもしれませんね。

2016/10/22「酒米栽培IT仕込み」

クボタが開発したコメのたんぱく質や水分量、収穫量などのデータを収集できる稲刈り機の発表があったのは記憶に新しい。早速、日本酒王手の白鶴酒造と共同で、日本酒用の「酒米」の栽培にITを活用する仕組みを始めているとのこと。

新聞メディアを効果的に使っているなという印象だ。新サービスを発表してもそれで終わりではなく、ニュースリリースを各メディアに送り、継続的に情報を流す必要もあると思いました。

2016/10/10「核融合研究の富山大学サイバー攻撃受け情報漏洩」

核融合の研究をしている富山大学が、サイバー攻撃を受けて情報が漏洩したとのこと。

大学同士を結ぶSINETというものがあるらしいのですが、ネットワーク監視を義務付けているのは国立大のみって。

他の大学は、情報が盗まれていても分かっていないのが現状だとのこと。

パソコンの台数が20台を越えると、ウイルス対策ソフトをパソコンに入れるより安くなります。手軽に始められる「ネットワーク監視」なのに、しない理由を聞きたいものです。

2016/10/04「IoTで次世代サービス」

最先端の技術や製品を披露する「シーテックジャパン2016」が本日開幕した。

家電メーカーの枠を超え、初出展した三菱UFJフィナンシャルグループは、接客用人型ロボ「NAO」や人工知能を利用したファンド「フィンテック」を展示。

シャープはAIとIoTを融合した「AIoT」を中心に展示。ソニーが出店を見送ったとのことだ。

トヨタ自動車は「キロボミニ」という会話ロボを展示した。

各社、よく未来を描いた映画などでありがちな「ホームアシスタント」を目指して開発しているように感じた。

ドラマでいうと「ナイトライダー」に出てくるKITTという人工知能が搭載された自動車だ。トヨタは間違いなくそこを目指すでしょう。「駐禁が来たら、勝手に移動してくれ」とか頼める世の中が来るのでしょうか?

2016/09/29「農業ITで効率化 クラウドコンピューティング拡大」

農機に組み込んだセンサーによって収集したデータを、遠隔地のコンピューターでデータを処理・分析する「クラウドコンピューティング」の動きが広がっている。

農機メーカーのヤンマーは、農機の動作をセンサーでチェックし、エンジンの回転数などの変化の異常を検知すると、携帯電話の回線からコンピューターに送られ、30分以内に担当者が対応、点検や修理を提案するとのこと。

クボタはさらに先に進んで、収穫する稲に含まれるたんぱく質の量など、味に関する情報までスマホを使ってデータを送る。水田毎の収穫状況の分析結果を見える化する。

このシステムを使った新潟の農業生産法人が、収穫量を15%も伸ばし、味も向上したという。

こういうお客様の利益を考えたシステムを考えていくと、自社の売り上げも伸ばせる。

セキュリティの世界でも、ただお客様のネットワーク監視をするだけでなく、お客様がどうすれば安心してコンピューターやネットワークを使えるのか、もっと言えば「お客様の売り上げをあげるセキュリティ」を考える必要がありそうだ。

2016/09/28「AI開発 実益ある戦略を」

AIに関して一般の解釈が間違っているという記事が掲載されていた。東京の方の教授が書いた記事だ。新聞の1/4の紙面を使いながら、結局何が言いたいのか分からない記事だった。

AIは統計を活用していると言いながら、ディープラーニングにも触れているが、ディープラーニングの意味をこの教授先生はわかっていて書いているのだろうか。

ただの統計学だったら今のパソコンで普通にできている話だと思う。

人間の脳細胞の仕組みと同じ方式で記憶・理解していくのがディープラーニングだと私は解釈していますが・・・

自動翻訳はビッグデータから統計的に検索して・・・と書いているが、語訳ではなく、意訳ができるようになるのが、ディープラーニングの特徴なのに。

新しい創造は行われないと言うが、創造はいろんなもののマッシュアップしたものでしかない。人は何かゼロから創造できますか?IPS細胞でも、人の細胞からしか作れないのである。

感情も持たないと言っているが、感情ももたないと完全な人工知能としては成立しないのである。

マイクロソフト人工知能が、ランニングさせた直後に差別用語を連発して即停止になったという。ここに感情がなければ制御できない。

古い考え方でしか発想できないと、こういう解釈になるんだなぁと改めて自分も気を付けなければ・・・と思った記事でした。